TOKYU HOTELS

2020.01.17

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夢みる旅行記③　春になったら金沢旅

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「あー寒い。コタツは天国。。。」
コタツに入りながら、思わずつぶやく。
寒い日は本当に何もしたくない。
音が何も聴こえないのは寂しいからとりあえずテレビをつけて、スマホをいじる。
しばらくして、ふとテレビに目をやると旅番組が始まっていた。場所は金沢。
雪が降る中、女優さんとコンビ芸人さんが駅前の「鼓門」の前で挨拶をしていた。
「金沢か。。。行ったことないなぁ。。。」
（関西方面からは特急で、関東からは新幹線で約2時間30分。飛行機でも主要都市から最短2時間くらいで来れるんです。。。）テレビでは、金沢への行き方を簡単に説明している。
「へー。意外に行きやすいんだ。。。日本海側って行ったコトないかも。。。」
そんな事をつぶやきながらテレビをみていると、「城下まち金沢周遊バス」というのに乗車して、女優さんと芸人さんは移動を始めた。
バスで向かったのは、金沢の「市民の台所」と慕われる近江町市場。
冬は、味覚の宝庫。
ズワイガニ、鱈、ノドグロ、寒ブリ、能登かき・・・と美味しそうな食べ物が並んでいる中を歩いていく女優さんと芸人さん。
「美味しそうだけど、寒そう」
私はテレビをみながら身震い。
そんな寒そうな中、白い温かそうな湯気が漂うおでんを頬張る、女優さんと芸人さん。

おでんには、定番の具材の他にカニ等も入っている。
「おでん美味しそう。。。今晩はおでんにしようかな？
あーでもこんな蟹が入っているのは食べたことないなー。どんな味だろ？」
そんな中、テレビの中ではまたバスに乗って、今度は「金沢21世紀美術館」へ。
レアンドロ・エルリッヒ作の『スイミング・プール』で、はしゃぐ芸人さんと喜ぶ女優さん。
「そうか、このプールの作品ってここなんだぁ！へー。」と、
テレビに向かってつぶやきっぱなしの私。すっかりスマホを見るのをやめてテレビに見入っている。
番組の中では「金沢21世紀美術館」から歩いてすぐの「兼六園」から「金沢城」へ。
雪が降って幻想的な水墨画みたいな景色は綺麗だ。
でも、寒いのか、女優さんはテンション低めに次へ行こうと促す。
「だよね。。。寒いよね。。。あー絶対無理無理。。。」
寒がりな私が、そうつぶやいた時、
テレビの中では「冬は幻想的な景色ですが、春は桜が咲き誇り・・・」というナレーションとともに、桜が咲き誇る金沢城の景色が目に飛び込んできた。
「きれい。。。」
私はそうつぶやいて、手元のスマホでは「春　金沢」と調べていた。
そうだ。春になったら金沢へ行ってみよう・・・