最後のそば湯まで飲みきりたい
- その水は、味と香りの邪魔をしない -
源兵衛川の水源は楽寿園。
「江戸変わりそば飯嶋」はその南出口脇にある。水に惚れ込み三島に店を構えて35年の初代とともに、二代目・飯嶋義明さんが味と技を受け継いでいる。十割のさらしな、二八の変わりそばが看板だ。惚れ込んだ水。どこに効くのか。
「特に効くのは出汁(だし)。濃く出せることなんです」(初代ご主人)
「香りを取る」のではなく、「旨味の結晶をつくる」のがそばの出汁。厚切りの鰹節を50分前後煮出し、頃合いを見て引き上げる。
隣から「そば打ちにも効きます」と義明さん。
さらしなはつなぎを使わない十割の生粉打ち。三島の水はそば粉を素直につなぎ、透き通る白さとしなやかなコシを生む。
つゆをつけずにいただくと、ほのかな甘みと喉ごしのよさが際立つ。変わりそばは、夏なら笹、青しそ、レモン・・・・・・香りはほのかだ。
「締める水の匂いや雑味は、甘味や香りを邪魔してしまう。水は存在感ゼロが理想です」(義明さん)
つゆは、東京のきりっとした辛口と、静岡のやわらかな甘みの間が着地点。
「最後にそば湯で割ったときに、出汁の味わいが花開くつゆを目指しています」(初代ご主人)
「江戸変わりそば飯嶋」は、そば湯を飲みきってこそ、だ。
人気の三色そば
変わりそばの正式名称は「江戸変わりそば」。さらしなに四季の素材を練り込んだもの。「飯嶋」では年間で20種類弱の変わりそばを楽しめる。


そばを打つのは二代目。
江戸変わりそば 飯嶋
- 住所:静岡県三島市泉町1-31
TEL:055-975-8434
営業時間:平日11:00~14:30(LO:14:00)
定休日:火曜日(祝日や大型連休時は変則あり)
edokawarisoba_iijima(Instagram) 


