- 三島周辺は、富士山の美しい伏流水に恵まれている。
富士山に降った雨や雪が、永い時をかけ、溶岩層をくぐり抜けてきた水だ。
源兵衛川の軽やかな瀬音、柿田川公園の透明な湧水は、このまちの呼吸のように途切れない。
澄み切ったその水に、三島の人々が寄り添い、「ななつの味わい」が生まれていく。
ひとつ、またひとつ。
楽しみに訪ねていこう。 
「富士山スポット」を三島の人にたずねて向かった標高200メートルほどのポイント。三島駅から東へ6キロほどの「山田川自然の里」周辺で。

三島駅から5分も歩くと、このまちを代表するスポット、源兵衛川に。源流は伏流水。
その透明な流れとともに、遊歩道をいく。
約1.5キロの川沿いには住宅、お寺、鉄道陸橋……と風景が変わって楽しい。時折、三島市の鳥・青いカワセミが横切っていく。夏には、子どもたちの水遊びの場だ。

中郷温水池(なかざとおんすいち)は源兵衛川の終着地。伏流水はここで温められ、農業用水として活用されている。野鳥の多い公園で、富士山スポットとしても人気。

日本有数の湧水地・柿田川公園は三島駅からバスで15分ほど。静岡県駿東郡清水町にある。写真は第1展望台からの透明な水の眺め。 
三島周辺の湧水スポットはいくつもある。
柿田川公園の第2展望台にある、直径約5m、深さ約3.5mの通称「ブルーホール」もそのひとつ。
水が生まれ続けている場所だ。
富士山の伏流水がそのまま川となっている柿田川は、やがて狩野川に合流。
周辺の豊かな自然環境をつくり、貴重な生態系を維持している。


