TRAVEL

2021.09.10
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これからの旅のカタチ ―こだわりの旅スタイル①―
自然を満喫する美術館

日本中の美術館を訪ね回るライター浦島茂世さんの絶景美術館を巡る北信越の旅

国内外の美術館やギャラリーを数多く訪れ、その魅力を発信する美術ライターの浦島茂世さん。今回の旅は、絶景とアートの両方に出会える北信越へ。
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  • Taiko Imai
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自然を満喫する美術館

  • illustration=Kayo Yamaguchi

  • 「まず世界的な絵本美術館『安曇野ちひろ美術館』です。絵本画家・いわさきちひろが愛した安曇野の雄大な景色とともに、世界の名作絵本の原画に出会えます。絵本は“子供だけのもの”と思いがちですが、大人の目で見ると、新しい魅力や美しさに気づくはず。日本だけでなく、『はらぺこあおむし』のエリック・カールをはじめ世界の絵本原画もたくさん収蔵しているので、童心に帰って楽しめます」

  • 安曇野の光や風など、豊かな自然を感じることができる。

  • 浦島さんは、全国の美術館を巡ることで、思いもよらない土地の魅力に気づくことがあるという。「地域の美術館には多くの場合、その土地にゆかりのある作家の作品が収蔵されています。ここにもちひろが描いた安曇野のスケッチがありますが、画家本人の目を通して、その土地の暮らし、文化、美しさを感じることができるのも、美術館旅の醍醐味ではないでしょうか」

  • 「神戸原のやぎ」(1950年)。両親が戦後、開拓農民として暮らした安曇野を愛していたちひろは、土地を描いた作品も多く残している。

  • 『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子・著)の世界観を再現した「トットちゃん広場」も人気のスポットだ。

安曇野ちひろ美術館

  • 安曇野ちひろ美術館

  • 住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24
    TEL:0261-62-0722
    営業時間:10:00~17:00(3月は16:00閉館)
    定休日:水曜(祝日の場合は翌日)
    chihiro.jp/azumino
    ※Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。

  • 大自然を感じる旅なら、宿泊は「白馬東急ホテル」に新しく誕生したアウトドアキャビン「TENAR」へ。北アルプスを望む自然の中、贅沢なステイ体験ができるはずだ。


  • 白馬東急ホテルの「TENAR」は、ウッドデッキを備えた開放感のある空間。さわやかな空気の中で、くつろぎの時間を過ごせる。

MOYO URASHIMA

  • 美術館訪問が日課のフリーライター。国内外の旅行先でも美術館を尋ね歩く。『東京のちいさな美術館めぐり』(GB)をはじめ、美術関連の著書多数。All Aboutのオフィシャルガイドとして「美術館」を担当中。



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