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2021.10.01
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これからの旅のカタチ ―こだわりの旅スタイル④―
パン激戦区を牽引する至極の味

自称・日本一パンを食べ歩く会社員 斉藤美佳さんの極上のパンを目指す日本旅
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  • Taiko Imai
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  • Illustration=Kayo Yamaguchi

パン激戦区を牽引する至極の味

  • 博多から電車に揺られること約40分。無類のパン好きである斉藤美佳さんが今回パン旅に訪れた先は、福岡県の人気リゾート「糸島」。海に囲まれた糸島はドライブやサイクリングコースとして有名だが、実は絶品ベーカリーが立ち並ぶパン激戦区でもあるのだ。

  • なかでも斉藤さんのお目当ては、ご近所から、観光客まで屈指の人気を誇る「ブランジュリノアン糸島本店」。店内には、食の宝庫と呼ばれる糸島の海の幸・山の幸を存分に使った多彩なパンが、常に70種類ほど並ぶ。

  • 「名物は、何といってもオール糸島産の食材で作られたプレミアム食パン“ITOSHIMA”。中に練り込まれた酒粕ならではのふわりと甘〜い香りも味も最高です。そして、さらに感動したのが“明太フランス”。もともと好物なのですが、ここのは明太子の量が桁違いに多い! 鶏卵1個分ほどの明太子にマヨネーズとバターを混ぜ込んだソースを、香り豊かなフランスパンに惜しげもなくサンド......。一本でものすごい満足感が得られますよ」

  • 斉藤さん絶賛の「ITOSHIMA」。しっとりとした食感とほのかな甘みがやみつきに!

  • 住宅街の池沿いに建つ同店。ひと際大きいのが推しの「明太フランス」。

  • 他にも、糸島産の芳醇なチーズや生ハム、ドライトマトを贅沢に挟んだロデヴサンドや話題のマリトッツォなど、斉藤さん推しの逸品がズラリ。旅のお供にと、買い過ぎてしまいそう。

  • 名物「パン・ド・ロデヴ」をはじめ、所狭しと並ぶハードパン。

  • 旬食材が楽しめる総菜パンも豊富。

  • 珠玉のマリトッツォ。ボリューミーな見た目に反して軽い食べ心地。

  • 日本の絶景スポット「桜井二見ヶ浦」。パンを携えて堪能したい。

ブランジュリ ノアン糸島本店

  • ブランジュリ ノアン糸島本店

  • 住所:福岡県糸島市篠原西1-9-10
    TEL:092-322-6606
    営業時間:9:00~18:00
    定休日:火曜
    www.instagram.com/boulangerie_noan
    ※Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。

MIKA SAITO

  • 平日は仕事に励み、休日になると全国各地のおいしいパンを目指して旅をする「日本一パンを食べ歩く会社員」。年間パン食は1000個以上。著書に『パン愛 -365日、寝ても覚めてもパン生活-』(笠倉出版社)がある。



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