まるでステーキのようなワンランク上の串焼き

• 鹿児島の繁華街・天文館の一角、ライブハウスなどが入り、若者が集まるビルの1階に「メルヴィア」はある。店内は15名も入れば満席で、オーナーの川口浩征さんがひとりで切り盛り。ここでは、新鮮な鹿児島県産黒毛和牛を備長炭で焼き上げた贅沢な串焼きが味わえる。肉の部位によって厚みや適した焼き加減が異なるため、炭火の様子をうかがいながら1本ずつ丁寧に焼き上げ、一番美味しい状態で提供する。赤身のハラミやサガリは、柔らかくジューシーで塩だけでも十分に旨い。ステーキほどのボリュームがあるため、2人でシェアしてもいいだろう。とくに人気のヤンコリは、一頭の牛から300gほどしか取れない希少部位で、実は鹿児島ではここでしか食べられない代物。胃の一部であるヤンコリは、ホルモン独特のクセがなく、さっぱりとした味わい。和牛を知り尽くしたオーナーによる極上串をじっくりと堪能しよう。
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