SDGs

2019.11.22
SDGs

丹波山村
未来を担う子供たちのために森林を守る丹波山村の活動

雲取山や飛龍山など標高2000m級の高峰に囲まれ、多摩川の源流・丹波川を有する丹波山村。全体の約97%は山林、そのうち約70%は東京都の水源涵養林として守られている。東京都民の生活を支える丹波山村だけでなく、世界中の森林は、そこに暮らす人々の命と暮らしを守るのに欠かせない存在。これから未来を担う子供たちのためにも、森林、環境保護の大切さを考えていかなければならない。
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  • Yuko Yoshiura
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  • Shinsuke Sugino
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  • そもそも、私が丹波山村の存在を知ったのは、国内外で環境保全などに取り組む公益財団法人「オイスカ」の活動がきっかけ。森林はおいしい空気を生み出し、動物の住処になったり、さまざまな恵みをもたらす。そんな地球上の生物にとって、命そのものである森林が次々と失われているのが現状。「オイスカ」が取り組む「子供の森」計画(世界36の国と地域で展開)は、子供たちの自然を愛する心を育みながら、自ら木を植えるなど地球緑化を進めるプロジェクト。「オイスカ」では「子供の森」計画を展開するとともに、企業と協働し、丹波山村でも森づくりに取り組んでいる。
  • 今夏、丹波山村にはじめて来村した子供たちと日本の子供たちとの交流会が開催された。
  • あまーいスイカに、すてきな笑顔の子供親善大使。
  • バーベキューやヤマメの塩焼きを頬張り、おなかいっぱい!
  • 真剣な表情で、木を切る子供たち。
  • 丹波山村の人々に感謝の気持ちを込めて、フィリピン、ミャンマーの子供親善大使が民族舞踊を披露。
  • 日本の子供たちも、一緒に輪になって。
  • 生き物や自然の勉強をしながら、グリーンロードを散策。
  • 交流会には「オイスカ」や丹波山村とパートナーシップを組み、「グリーンコインの森」活動(「グリーンコイン制度」による寄付で植林)を行なっている東急ホテルズの従業員の子供たちも加わり、大盛り上がり。丹波山村での新たな学びや人との交流体験は、未来に羽ばたく子供たちにとって最高の思い出になったよう。
  • 親善大使と、日本の子供たち
  • 森を育て、豊かな自然環境を守ること。大きな活動ではあるが、ひとりひとりがその大切さに気づいて、身近な、ほんの些細なことでも、なにかできることは必ずあるはず。大自然と寄り添い、人々が支え合って暮らす丹波山村は、その気づきを教えてくれると同時に、この先の明るい未来を夢見る、そんな場所だ。

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