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2022.11.18
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「横浜ベイホテル東急」をスケッチ
“ベイビュー”引き立つリゾートなお部屋

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  • Kei Endo
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  • Kei Endo
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  • みなとみらい線 みなとみらい駅から歩くこと数分。
    クイーンズスクエアの巨大な吹き抜けを通り抜けて、奥へ奥へとすすんでいくとホテルの入り口があります。
    横浜ベイホテル東急。1997年にみなとみらい21地区のど真ん中に開業したホテルです。

    メインロビーはほの暗く落ち着いた印象ですが、レストラン越しに外からの明るい自然光が感じられます。柱と天井に描かれた赤と青のフレスコ画が印象的です。



  • 15時のロビーはチェックインを待つたくさんの人で賑わっていました。ホテルマンたちの制服はアロハシャツ(※)。たくさんのパームツリーがリゾートを感じさせます。
    ※2022年9月取材時


  • 宿泊したお部屋は22階の「ラグジュアリーオーシャン ツイン」。
    ベイビュー(海側の眺望)のお部屋で、赤れんが倉庫や大さん橋に停まる豪華客船、水平線近くには横浜ベイブリッジの雄大な姿がよく見えます。そして目の前には迫力ある大観覧車。
    お部屋にはなんとバルコニーもついています。外へ出るとほんのり潮風の匂い。


  • 定期的に「キャ〜!♡」という歓声が聞こえるのでなにかと思ったら、遊園地のジェットコースターが下り落ちていく音でした。イベントが行われているのか、どこからともなくカラフルな風船がたくさん飛んできて、ゆるゆると昇っていきます。


  • お部屋はベージュ系を基調としたベーシックな色合いで揃えられていて、景色を主役として引き立たせるシンプルな構成。ところどころに海の色とリンクするように青色のアクセントが散りばめられているのが素敵です。


  • 洗面所へ続くドアをあけると、間近の大観覧車を望むオープンなお風呂!なんて大胆な構成。洗面所の鏡の角度が効いていて、自然と視線が外へ誘導されます。


  • 洗面所は贅沢にダブルベイスン。天板は球状の文様が特徴的な茶系御影石。扉の床見切りにも同じものが使われていてお洒落です。


  • アメニティ類はテラコッタ調のどっしりとした入れ物にまとめられています。船のような形の器がかわいい。


  • お部屋の扉にあるフロアマップ。
    二等辺三角形の直角の頂点を起点に、海側(写真下側)が「ベイビュー」、大観覧車側(写真左側)が「パークビュー」。ちょうど角のところが今回宿泊したお部屋です。
    6階から25階までが客室フロアになります。どの階もお部屋構成は一緒ですが、上3層はスペシャルな「ベイクラブフロア」でお部屋の内装なども異なるそうです。特別な宿泊にぴったりですね。


  • いつのまにか外はすっかり暗くなっていて、大観覧車のイルミネーションが始まっていました。
    夕食はレストランで、と思ったけれどなんと予約でいっぱい。宿泊客以外の利用者も多いのでしょう、この眺望では満席になるのもうなずけます。
    ロビーは休日を満喫しにきた家族連れやカップルで賑わっていて、なんとなくウキウキとした空気で満たされているのが良い感じでした。


  • せっかくなのでルームサービスを頼みました。
    大観覧車のイルミネーションとみなとみらいの灯りが美しい。お部屋で景色を独り占めしながら食べるのもなかなか良いものです。
    カラフルに色を変えつづける観覧車をぼ〜っと眺める、贅沢な時間です。



  • 翌日の朝食もルームサービスで頼みました。2階のレストラン「カフェ トスカ」の朝食です。オムレツがふわふわ。

    チェックアウトは12時までで、ゆったりと贅沢な時間を過ごすことができました。


  • シンプルな設えがみなとみらいの景色を最大限引き立てる、特別な日にぜひ過ごしたいと思えるホテルでした。

遠藤慧(えんどう・けい)

  • 1992年神奈川県生まれ。一級建築士、カラーコーディネーター。東京藝術大学大学院修了後、建築設計事務所を経て、現在環境色彩デザイン事務所クリマ勤務。建築設計に携わるかたわら、ホテルの部屋に泊まって描いた「実測スケッチ」がSNSで人気を博しイラストレーターとしても活動中。

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    Photo YUTA ITAGAKI

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