- 中華の旋律に洋のリズムをまとった新感覚のモダンチャイナ。その味わいを堪能できるのが、横浜東急REIホテル「ENCORE」の「アンコールランチ」だ。
6月のメインは、全国の東急ホテルズで開催する「石川・能登レストランフェア」のメニューでもある「国産牛のグリルハンバーグ 金沢カレーソース」。ふっくらと焼き上げたハンバーグに、黒色輝く金沢カレーソースの奥深い味わいがよく絡む。付け合わせには、太きゅうりやれんこんなどの加賀野菜もふんだんに 使う。 国産牛のグリルハンバーグ 金沢カレーソース(6月)
こんがり焼き目をつけたハンバーグに、独自のスパイスをブレンドしたカレーソースと千切りキャベツを合わせ、金沢カレーをイメージ。加賀野菜のグリルを添え、石川県の復興への思いを込めた。- 7月のメインは、ほうれん草を練り込んだ鮮やかな麺が涼しさを誘う「翡翠涼拌麺(ひすいりゃんばんめん)」。柚子が香る醤油ベースと、ピリ辛の練り胡麻ベースの2種類のつけ汁で、ひと口ごとの表情の変化が楽しい。
翡翠涼拌麺(ひすいりゃんばんめん)2種のソースで(7月)
ほうれん草を練り込んだ翡翠麺は、色鮮やかで美しい。具材には、赤い広東風の焼豚、きゅうり、錦糸卵、干し椎茸の醤油煮、白髪ねぎ、高級珍味のクラゲ(頭)が添えられ、見た目も口当たりも楽しい。- 9月は、数種のベリーと赤酢の爽やかな酸味が特徴の「ミックスベリー酢豚」。若手シェフが考案したメニューをメインのひと皿として仕上げたという。
柔らかポークのミックスベリー酢豚(9月)
ブルーベリー、ラズベリー、フランボワーズ、白醤油と赤酢で仕上げた、爽やかな酸味と甘さが後を引く酢豚。季節野菜のグリルを添え、ひと皿のなかに味わいや食感の変化を加えるのがアンコール流。- 岩澤武士シェフは「横浜の特色でもある中華をベースに、洋食の楽しみを掛け合わせた新しいメニューを意識しています」と語る。 サラダやスープ、パン、点心などの副菜やスイーツ、ドリンクまで自由に選べるハーフブッフェも満足感たっぷり。一度訪れたら、何度でも「アンコール」をしたくなるはず。
※写真は料理の一例です。
Bistro China「ENCORE」チーフ 岩澤武士
1988年に横浜東急ホテルに入社後、中華料理「孔雀庁」や、赤坂エクセルホテル東急で腕をふるう。その後、和食料理人や飲食店経営を経て2020年より現職。