GOURMET

2021.12.03
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名古屋の喫茶店を巡る①
「喫茶クロカワ」で過ごす、穏やかで特別な珈琲時間

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  • Mei Hiramatsu
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  • おしゃべりをしたり、本を読んだり、空想にふけったり……喫茶店での過ごし方は、喫茶店の数だけあるように思う。

    名古屋の「喫茶クロカワ」に来たら、まずはその贅沢な空間にぜひ身をゆだねていただきたい。「珈琲」という目的ひとつあれば、誰でも受け入れてくれる居場所がここにはあるからだ。

珈琲一杯をシンプルにゆったり楽しめる空間

  • 「自分にとって居心地が良く気持ちのいい音楽が流れる場所を持ちたくて、自然な流れで喫茶店をはじめました。純粋にお茶を喫するところとして、珈琲一杯をシンプルにゆったり楽しめる空間を意識しています」

    そう語る店主の黒川さんのこだわりは、店内を見渡すと一目瞭然。どこを見てもワクワクするアイテムが並び、ゆったり広々とした空間には、イギリス製のスピーカーからあたたかみのある音楽が流れる。
  • 珍しい装丁ばかりの本も黒川さんが選定したもので、自由に読める。
  • メニューに展開されているのは、「喫茶クロカワ」で焙煎されたスペシャルティコーヒーを使用したハンドドリップコーヒー。ブラジルやマンデリンなど、中炒り〜深炒りのものを常時6種類から8種類ほど取り揃えている。
  • テリーヌショコラ ¥300/ハンドドリップ珈琲(中国) ¥500
  • 今回は他ではなかなか見かけない、中炒りの中国珈琲をオーダー。さくらんぼのような風味がユニークな珈琲で、鼻から抜ける爽やかな香りになんとも癒される。平釜で作られたマルドンの塩とピスタチオをつけていただく、上品なテリーヌショコラとの相性も抜群だ。

    他にも水出しアイス珈琲や、自家製のシロップを使用したドリンクなども用意されているので、そのときどきの気分で選ぶのも良いだろう。
  • 店内では珈琲豆の販売も。

学校のように気軽に立ち寄って、思い思いに過ごして

  • チェコの建築家、アントニン・レーモンド氏の設計事務所「レーモンド」事務所が手掛けた1960年代の建物を、フルリノベーションしている「喫茶クロカワ」。

    リノベーション時はむしろ設計当時の形に戻すよう意識されていたそうで、席に着いた瞬間どこか懐かしく、落ち着く居心地にワープする。
  • アントニン・レーモンド氏は名古屋の南山大学を設計した建築家。椅子には実際の学校で使われていた椅子を使用するなど、全体的に「学校」がイメージされている。
  • 「お客さまの生活の一コマでありたいと思っているので、学校のように気軽に立ち寄って、思い思いに過ごしていただければ嬉しいです」

    ゆったりと穏やかに答えてくださった店主の黒川さんが生み出す、シンプルで居心地の良い空間。忙しない日常から抜け出して、あなただけの珈琲時間を楽しもう。

喫茶クロカワ

  • 住所: 名古屋市中区千代田5丁目8-27
    TEL: 052-684-6363
    営業時間:12:00〜19:00
    定休日:月曜、火曜
    cafekurokawa.com
    ※Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。

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