TRAVEL

2019.08.02
TRAVEL

福岡への熱い想いが、街を動かす。
福岡なら時間や場所にとらわれない働き方ができる

「福岡ムーブメント」を起こしている人たち
福岡を舞台にチャレンジしている人たちに、 お話をうかがいました。
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  • Hirokazu Katsura
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  • Ken Hidaka
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  • 「震災もそうですが、それ以外にも 東京で企業を経営すること、東京で生活することはリスクが大きいと思い移住を決断しました」
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  • 開口一番、こう語る須賀大介さん。インタビュー場所に指定したのは、自身が運営するシェアオフィスの「SALT」。眼前にはコバルトブルーの海が広がり、白い砂浜に打ち寄せる波音が自然のBGMとなる最高のロケーションだ。
  • 海辺のシェアオフィス「SALT」。
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  • 「SALT」には多くのスタートアップ企業が入る。
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  • 「最初は東京との二拠点生活を前提として、他の場所を探していたんです。当時福岡は有力な移住先ではなかったのですが、何の気なしにふらっと来てみて、直感的に福岡に決めました」と当時を思い出すように語る須賀さん。
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  • 一度訪れただけの福岡。それでも心に強い印象が残った。
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  • 「人のエネルギーです。あと、街を往く人の表情。心に余裕があるなと感じました。飲食店では何も言わないのに子ども用の椅子を用意してくれる、地下鉄内で子どもが泣きだすと声をかけてくれるといった、小さいけれどありがたい出来事がいくつも積み重なって。あと、この海。ここだったら人間らしく生きていけると思ったんです」
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  • 移住後も「福岡移住計画」の立ち上げやシェアオフィスの運営など、日々多忙を極める須賀さん。福岡移住計画をきっかけに、須賀さんのあとを追うように多くのクリエイターやエンジニアが福岡への移住を実現しているという。時間や場所にとらわれない働き方をする人たちにとって、福岡は飛びぬけて魅力的に映るのだそうだ。
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  • 「オフは家族でアウトドアや温泉に行くことが多いですね。あとは地域保全のボランティアとかに参加しています」
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  • 都会と自然との絶妙な距離感を楽しむことが、福岡らしいオフタイムの過ごし方じゃないかと、笑顔で締めくくってくれた。

株式会社スマートデザインアソシエーション
代表取締役 須賀大介さん

  • 東日本大震災を機に、2012年に福岡に移住。福岡への移住希望者向けに情報発信コミュニティ「福岡移住計画」を主宰。

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