TRAVEL

2022.02.18
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愛すべきレトロな都会。
東急世田谷線に揺られて[vol.1]

渋谷や新宿から約20分程度と、都心からのアクセスがとっても良好な東急世田谷線沿線。

ささやかな商店がたくさん集まるここは、何度訪れても愛したくなってしまうすてきな町だ。カフェ、雑貨店、ダイナーなど、小さな町に根を張る、魅力あふれるお店を今回は訪ねてきた。
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  • COMFORTS編集部
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ホッとする日本茶タイムを「東京茶寮」で



  • 東急世田谷線の三軒茶屋駅から歩くこと7分。静かな住宅街の中にぽつねんと現れるのが「東京茶寮」。世界初の“ハンドドリップの日本茶専門店”だ。


  • こぢんまりと落ち着いた空間には、シンプルなカウンターチェアが並ぶ。カウンターの奥を覗いてみると、喫茶店やカフェでよく見かけるハンドドリップグッズが。ここでは、カウンターで実際に日本茶をハンドドリップする様子ごと楽しめるのだ。


  • 取り扱っている日本茶は50種類以上。その中から季節やバリスタおすすめの品種をメニューに並べているそう。一言で日本茶といっても、その味わいや香りは実にさまざま。幾度も通いながら好みの味わいや日本茶の奥深さに触れてみては。

  • 煎茶2種飲み比べ+お茶菓子 ¥1,400(税込)。一つのお茶は三度に分けて淹れてもらえる。「飲むたびに変わる口当たりの変化を楽しんでほしい」とバリスタさん。


東京茶寮

  • 住所:東京都世田谷区上馬1-34-15
    営業時間:11:00〜18:00(L.O.17:00)
    定休日:不定休
    tokyosaryo.jp/
    ※ Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。


今日はなにがあるだろう。宝箱のような雑貨店「This___」


  • 三軒茶屋駅から東急世田谷線に乗って揺られること3駅。松陰神社駅周辺のあたたかく賑わう商店街の一角に、くらしのものとこどものものとコーヒー「This___」はある。凛とした佇まいの店に一歩足を踏み入れてみると、器、香水、衣類、アクセサリーと、心躍る暮らしのものが肩を寄せ合い並んでいる。


  • 幅広いアイテムを取り扱うが、オーナー自身が「好きだ」と思えるものであることが唯一でありゆるがない選定軸。だからだろうか、産地も色合いもまるで異なるはずの製品たちが、この空間にいると調和して見える。


  • 店舗正面には、おととしに増設したというもう一つの空間「2nd」が。こちらでは季節ごとに移り変わる展示を行っている。この日開催していたのは〈冬のこころを纏うもの展〉。

    訪れる季節ごとにまるで異なる店内の様子。「今日はなにと出会えるだろう?」と道すがら思いを馳せるのもおすすめだ。



This___

  • 住所:東京都世田谷区世田谷4-2-15
    TEL:03-6379-4620
    営業時間:12:30〜18:00
    定休日:水・日 その他不定休
    instagram.com/this___tokyo/
    ※ Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。


ふと食べたくなる。上町を40年間支える「バーボン」の味



  • 毎年12月、1月には名物のボロ市も開催され、多くの人があふれる上町駅周辺。夕方頃に営業終了する店も少なくないこの町で、夜でも煌々とネオンサインが光るのは「バーボン」。この町で暮らす人はもちろん、そうでない人まで車や自転車を走らせ訪ねてくるほどの人気店だ。


  • 店内はどこか懐かしさを感じられるつくり。オーナーのチョイスだというインテリアの数々をあれこれ眺めているだけでも楽しい。

  • バーボンライス ドリンク付き ¥1,150(税込)。醤油ベースの焼きめし。小さく刻んだハンバーグや旨味を閉じ込め煮込んだ鶏肉、しめじや玉ねぎなどがたっぷり入る。

  • 店の看板メニューは複数あるが、今回のおすすめは「バーボンライス」。オープン当初から味わいを変えていないという秘伝の“バーボンのタレ”で味付けされた焼きめしには、ボリュームたっぷりだが意外にもペロリと食べ切れてしまうという不思議な魅力がある。


バーボン

  • 住所:東京都世田谷区世田谷1-29-14
    TEL:03-3427-1300
    営業時間:水〜金曜日 11:00〜15:00 17:30〜21:30、土曜日 11:00〜21:00、日曜日 12:00〜21:00 
    定休日:月・火曜日


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