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2021.07.09
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Engaging with the SDGs
広がる水素エネルギー活用への挑戦「水素×ホテル×農業」で新たな資源循環を

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  • Ayako Tajiri
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  • Mayuko Oshima
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  • 鮮やかなグリーンのみずみずしいリーフレタス。朝に収穫したばかりだというこの野菜が育てられたのは、なんと「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」ロビーの一角です。ブルックリンスタイルのインテリアが目をひくこのホテルは、昭和電工と川崎市が連携して取り組む環境省の「地域連携・低炭素水素技術実証事業」に協力し、使用済みプラスチックから製造した水素を燃料にして電気を作りだす革新的な「世界初の水素ホテル」。すでにホテルの電力の約30%は水素由来のエネルギーによってまかなわれていますが、低炭素社会を実現する更なる試みが、このホテル内での植物育成なのです。


  • ロビーの一角にある植物工場。赤と青のLEDを交互に当てることで、レタスの光合成を促進。


  • リーフレタスを栽培する植物育成装置をホテル内に設置し、水素エネルギーを燃料とする電力を一部を利用して稼働。赤と青のLEDを交互に当てることによって光合成を促進させる高速栽培法を採用しているため、通常約45日かかる収穫までの日数を約30日に短縮することを可能にしています。更にこの栽培法は植物にストレスがかからないため、ビタミン豊富で苦味が少なく、甘みのある野菜を育てることができるのだそう。2020年11月24日にスタートしたこの植物工場。大きさは幅3.8メートル、奥行き2メートル、高さ2.4メートルというコンパクトなサイズながら、現在は週に20株ほどを収穫しています。このレタスは、5階にあるレストラン「Captain's Grill and Bar」の朝食で提供中。羽田空港を一望できる素晴らしいロケーションとともに、新鮮な野菜を味わうことができます。今後はこの装置を使い、水菜などの葉物野菜やハーブ、食用花の栽培などにも挑戦していく予定。

  • 川崎キングスカイフロント東急REIホテルは、これからも再生可能エネルギーの利用と資源循環の取り組みを続け、低炭素・循環型の社会の実現を目指します。そして、地域社会とともに環境に配慮する新しいホテルの在り方を模索していきます。


  • 「ストレスが少ないため、苦みが少なく甘いレタスになります」と話す水谷徳之総支配人。


川崎キングスカイフロント東急REIホテル


  • 住所:川崎市川崎区殿町3-25-11
    TEL:044-280-1090
    アクセス:JR・京急「川崎駅」から無料シャトルバスで約20分
    施設:レストラン「Captain’s Grill and Bar」、ラウンジ&カフェ「The WAREHOUSE」、ライフスタイルストアほか
    料金:スーペリアダブル¥8,300~(1泊朝食付き、1名あたりの基本料金。シーズンによって異なる)
    www.tokyuhotels.co.jp/kawasaki-r/
    ※Webサイトで最新情報をご確認の上、お出かけください。


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