INTERVIEW

2019.07.12
INTERVIEW

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曽我部俊典
イラストレシピで技と心をつなぐ

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  • ホテルの総料理長といえば、“ホテルの顔” ともいえる重要なポスト。料理の腕前だけではなく、経営的センスや人間的な魅力も求められる。しかし、曽我部俊典さんに限っていえば、「アーティスト」の才能も持ち合わせる。
  • 色鉛筆を握り、幾重にも色を重ねて描くイラストレシピはまるで絵画のようだ。これにメッセージを入れてプレゼントするおもてなしに、心をわしづかみにされたゲストは数知れない。「イラストレシピは料理人にとっては設計図。ほかの料理人と作り方を共有できます。お客様との間では、コミュニケーションツールにもなるんです」と、にこやかに語る表情は、1枚5時間かけて描く苦労を微塵も感じさせない。根底にはつねに「料理人である前にホテルマンである」という信念がある。2003年から描きためた「軌跡」はまもなく1000枚に達するというが、「料理人にとっての“作品”はあくまで も料理」と、料理人としての気概をさらっと見せた。
  • 2019年4月、横浜ベイホテル東急からザ・キャピトルホテル 東急へ。進化を続ける曽我部さんが、どのような「軌跡」を残すのか、目が離せない。
  • 「幸せを運ぶ海の幸のジュレ ブイヤベーススタイル」が色鮮やかに再現されている。
  • イラストレシピには料理の平面と断面が精緻に描かれ、余白には材料や分量、盛りつけ方などの詳細なメモも。

TOSHINORI SOGABE

  • 1959年生まれ。本場フランスで研鑽をつみ、’87年より東急ホテル一筋に腕をふるう。2007年にミシュラン東京’08一ツ星獲得。精緻に描かれたレシピと色彩豊かな料理で人々を魅了する。

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