熱海の食をゆっくり味わう、大人の秘密基地「KICHI+」

- 「KICHI+(キチプラス)」の始まりは、2003年にオープンしたカフェ「CAFE KICHI(カフェキチ)」。
もともとは観光客と地元の人が交わる場所として生まれたカフェだが、そこで提供していた食事の人気が高まり、ゆったり食事を楽しめる場所として「KICHI+」が誕生した。
店名の由来は「基地」。オーナーが思い描いたのは、「大人の秘密基地」のような場所だったという。 
1階席 - もともと果物店だった建物をリノベーションした古民家の店内は、どこか懐かしく、それでいて洗練された空気が流れている。特に印象的なのが2階席だ。
1階の明るく賑わう雰囲気とは少し異なり、2階は静かで自宅のようにくつろげる席が並ぶ。 
2階席 -
「熱海駅周辺は今とても賑やかだからこそ、ここではほっとしてほしいんです」
そんな言葉の通り、観光地の喧騒から少し距離を置き、自分のペースで過ごせる空間が広がっている。 
- 近年の熱海は食べ歩きスポットが増え、若い旅行者も多く訪れるようになった。その変化に合わせて「KICHI+」が力を入れたのは、“昼飲み”。

- 静岡県限定のビールや地酒をそろえ、料理とのペアリングも提案。海鮮丼だけでなく、お酒やおつまみをゆっくり楽しむ店としての魅力も深めている。
生しらすと生桜海老、熱海を一杯の丼で味わう

数量限定三色丼(※生桜海老がなくなり次第終了) ¥1,700(税込) - 「KICHI+」でぜひ味わいたいのが、看板メニューの「三色丼」だ。
ゆでしらす、生しらす、生桜海老を盛り合わせた一杯は、駿河湾の恵みをそのまま閉じ込めたような存在。
実際に食べてまず驚いたのは、生しらすと生桜海老の食感。普段食べ慣れているしらすや桜海老とはまったく異なり、とろりとした舌触りが印象的だった。 
- 生桜海老はヒゲが丁寧に処理されているため、口の中でのチクチクとした違和感もなく、素材そのものの甘みをしっかりと感じられる。
実は、しらす丼を始めた当時、熱海にはしらす丼を提供する店がまだ少なかったという。地元の取引先から仕入れたしらすのおいしさに惚れ込み提供を始めたところ、多くの人に支持され、現在の看板メニューへと育っていった。
「KICHI+」に立ち寄ったらぜひもう1つ食べていただきたいメニューが、「マグロの生ハム」だ。 
焼津マグロの生ハムカルパッチョ仕立て ¥1,050(税込) - 静岡県・焼津港で水揚げされたマグロの生ハムは、しっとりとした食感とほどよい塩気が特徴。バルサミコドレッシングを少しつけると、旨みがさらに引き立つ。
合わせた静岡限定の生ビールは苦味が穏やかで、マグロの繊細な味わいを邪魔しない。食事をしながら一杯だけ飲むつもりが、もう一杯頼みたくなる。そんな心地よい誘惑が、この店にはある。 
中央奥、パーフェクト静岡麦酒 生ビール グラス中 ¥680(税込) - 料理に使われる食材の多くは熱海や伊豆近郊のもの。醤油や味噌といった調味料にまで目を向け、地産地消を大切にしている。

熱海だいだいスカッシュ ¥650(税込)※時季によっては早摘みのあおみかんに変更 - 「観光で来た方にも、静岡のものをゆっくり味わってもらえたら嬉しいです」
その想いは、ひと皿ごとの丁寧な積み重ねから伝わってくるはずだ。 
KICHI+
- 住所:静岡県熱海市田原本町6-11
TEL:0557-82-8833
営業時間:10:00〜15:00
定休日:水曜日
cafe-kichi.com/kichi+/
※Webサイトをご確認の上、お出かけください。 
「基地 TESHIGOTO」で、旅の記憶を持ち帰る

- お腹が満たされたら、次は旅の思い出を探しに行こう。
「KICHI+」から徒歩5分ほどの場所にあるセレクトショップ、「基地 TESHIGOTO」。 
- 実はここも、もともとはカフェのお菓子を作る工房兼、菓子店としてスタートした場所だった。
日々観光客を迎えるなかで気づいたのは、「熱海にはおいしいものはたくさんあるけれど、旅の思い出として持ち帰れるもの」がある場所はあまり多くないということ。
そんな思いから、静岡を中心に活動する作家たちの作品を集めた「基地 TESHIGOTO」は生まれたのだそう。 
- 店名の「手仕事」が示す通り、並ぶのは量産品ではなく、器・ガラス・木工・ジュエリー・ラグと、人の手から生まれたものばかり。
熱海を中心に、湯河原や小田原など近隣地域で活動する作家たちの作品が並ぶ。
セレクト基準は、「私たち自身が惹かれるものかどうか」とシンプル。流行や売れ筋ではなく、暮らしの中で自然に使いたくなるものを選んでいるのだとか。
だからこそ、店内にもふらりと入りたくなるような、肩肘張らない空気が流れている。 
- 「作家もの」と聞くと、特別な日に使うものという印象を抱く人もいるかもしれないけれど、ここで出会う作品は違う。
毎朝のコーヒーカップだったり、食卓の小皿だったり、身につけるアクセサリーだったり、日常の中でこそ輝くものばかりだ。 
暮らしの中で、熱海を思い出すために

- 「旅の思い出を切り取って、持ち帰れるようなお店にしたいと思っています」
たとえば、みかんの枝や葉を灰にして作られた器。 
- 100種類近い天然木を使った、寄木細工。

- 水牛の角を活用したジュエリー。

- そこには地域の風土や歴史、作り手の想いが宿っている。
実際に手に取り、質感を確かめる時間は、オンラインショップでは味わえない体験だ。
熱海旅行というと、どうしても海や温泉が主役になりがちだが、この街の魅力はそれだけではない。 
- 「KICHI+」で地域の食材をゆっくり楽しみ、「基地 TESHIGOTO」でお気に入りの器を見つける。
そんな一日を過ごしたあと、自宅でその器を使うたびに、ふと熱海の景色がよみがえるかもしれない。
旅は終わっても、記憶は続いていく。「KICHI+」と「基地 TESHIGOTO」は、その記憶をそっと日常へ連れて帰らせてくれる場所だった。
基地 TESHIGOTO
- 住所:静岡県熱海市咲見町12-10
TEL:0557-48-7919
営業時間:11:00~18:00
定休日:火曜日・水曜日
cafe-kichi.com/kichi/index.html
※Webサイトをご確認の上、お出かけください。 
熱海旅行の拠点には「東急バケーションズ熱海」がおすすめ

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「KICHI+」で地元の味を楽しみ、「基地 TESHIGOTO」でお気に入りを見つけたら、旅の余韻をそのまま持ち帰れる宿でゆっくり過ごしたい。
そんな熱海旅行の拠点におすすめなのが、「東急バケーションズ熱海」だ。
熱海駅から徒歩約10分の場所にあり、観光を満喫したあとも、移動に追われることなくゆったりと過ごせる。
客室は約70㎡の広々とした2LDKタイプ。リビングやキッチン、洗濯乾燥機などを備えており、まるで熱海で暮らすような滞在がかなう。
特に嬉しいポイントが、全室に備えられた天然温泉の浴槽。24時間いつでも温泉を楽しめるプライベート空間で、窓の向こうには海と空が広がる。
檜の香りに包まれながら湯に浸かれば、街歩きの疲れもゆっくりとほどけていくだろう。
- 今回の記事はいかがでしたか?
熱海での旅行を楽しんでいただけることを願っています。
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