洞窟が生んだ、宮古屈指のディープブルー ―なべ底―
- 宮古島には、数多くのシュノーケリングスポットがある。下地島の「なべ底」も、そのひとつ。
宮古島本島の北西にある下地島は、琉球石灰岩の地形が複雑に入り組み、有名な「通り池」をはじめ、周辺は洞窟が連なる独特の景観だ。
「池」と呼ばれているけれど、実際には海とつながっている。「なべ底」も同じで、ケーブダイバーたちは海中から洞窟をくぐりぬけてやってくる。シュノーケリング目的ならば、現地ガイドとともに岩の上を10分ほど進む〝小さな冒険〞をしながら向かう。多少の体力は必要だ。
着いてみると、やはり池にしか見えない。
穏やかな水にゆっくり入る。冬でも水の温度は20度ほどだという。

琉球石灰岩でできた洞窟に、ぽっかりと空いた「なべ底」は、池のように見えるが、海中では外海とつながっている。潜って見上げると、光がハート形に見える。ここでのシュノーケリングは、現地のガイドとともに楽しむのが安心。ウェットスーツやシューズなど必要な準備を整えてくれる。
- 身を沈めて、海中で上に目を向けると、洞窟の天井から差し込む強い光がまぶしい。光る穴がハート形に見える。底に目を向けると、濃い青、ディープブルーだ。
深さは10メートルぐらいあるだろうか。小さな魚たちが見えるけれど、魚と戯れるというより、ここは静かな時間を過ごす場所なのだろう。
ぷかりと浮かぶ。
身をまかせると、体がゆっくり揺れて時間の感覚が薄らいでいく。 
- 「そろそろ上がりましょうか」
ガイドの声で、水から上がって、シュノーケルを外す。
入っていたのは30分ほど。
周囲は変わっていないのに、体の感覚は少し違う。自分の背筋がすーっと伸びたようだ。
青かったな。
こうして宮古島の旅は始まった。 
青い世界が広がる、下地島の「なべ底」。まぶしい光と澄んだ水のなかでのシュノーケリングは格別だ。小さな魚たちとも出逢える、静かで神秘的なスポット。

宮古島は、正確には8つの島からなる「群島」。そのうち宮古島・伊良部島・下地島・池間島・来間島の5島は、3つの大橋でつながっている。5島1周は、主要道路の利用で約100km から115km。観光しなければ車で3~ 4時間というところ。
イラブルーツアーズ(ガイド)
- 住所:沖縄県宮古島市伊良部字伊良部1396-2
TEL:090-9491-8763
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
アクセス:宮古空港から車で約20分
irablue.net

