2026.01.30
INTERVIEW

女子プロゴルファー 山下美夢有選手に教わる こころの元気スイッチ vol.3

2025年、全英女子オープンで世界の頂点に立った山下美夢有選手。
その強さの裏には、「リセットする力」と「休む姿勢」がありました。
心を整え、自分らしさを取り戻す習慣。私たちにもきっと役立つはずです。
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  • Hiroyuki Tanaka
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リセットする力と、休む姿勢

  • ゴルフというスポーツでは、どんなトップ選手でも、ミスは避けられません。山下選手が大切にしているのは、うまくいかなかったら長く引きずらず、次に向けてどう動くかを考えること、つまりリセット力。
  • 「失敗したことをあれこれ考えるより、“ここからどうするか”のほうに意識を強く向けるようにしています。気持ちが前に進みますし、自分らしいプレーが戻ってきます」
  • 山下選手のリセット力を支えているひとつが、“毎週月曜日はクラブを持たない日”と決めた習慣。試合や練習で忙しい日々の中でも、山下選手は月曜日だけは完全にゴルフから離れると決めています。
  • 「道具を持たないと、自然と気持ちも切り替わります。心に余白が生まれる感じでしょうか」
  • さらに、試合期間中でも8時間睡眠を確保し、夜遅くまでスマホを見ないようにするなど、休むためのルールも自分の中で決めています。体をしっかり休めることで、心も整っていく――山下選手は“休むこと”もプレーの一部ととらえているようです。
  • 「休むのも練習のうち、ですね」
  • 試合後には、コーチでもある父親と冷静に振り返りを行い、技術的な修正だけでなく、メンタルの改善点も話し合います。そこでも大切にしているのは、必要なことだけを見つめて、不要な迷いは手放す、という姿勢です。
  • 「ずっと悩んでいても、答えが出ない場合もたくさんあるのかなと思います。そんなときは、いったん離れてみたり、誰かに相談してみたり。そうすることで、自然と考えがまとまってくることもよくあるんです」
  • 考えすぎずに整える。自分を追いつめない、でも大事なことは見逃さない。
  • リセット力、しっかりと休む習慣、そして不要な迷いを手放す姿勢。そんなしなやかさがあったからこその、2025年・全英女子オープン優勝。
  • 私たちの日常の中でも、元気を保つヒントになるのではないでしょうか。

山下美夢有

  • 山下美夢有

  • 2001年大阪府生まれ。5歳からゴルフを始め、高校3年生でプロテスト合格。
    22年に史上最年少で年間女王、翌23年も2年連続で戴冠。
    24年の全米女子プロで2位、そして25年はLPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーに本格参戦、7~8月の全英女子オープンで優勝、日本人女子6人目となるメジャー制覇を達成。

女子プロゴルファー 山下美夢有選手に教わる こころの元気スイッチ

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