GOURMET

2021.01.08
GOURMET

聖夜に響くマリーンの歌声に陶酔
THREESOMEディナーショー

  • TEXT
  • Yuko Yoshiura
  •  
  • PHOTO
  • Shinsuke Sugino
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  • 「It’s Magic」などのヒット曲で知られる歌姫マリーン、シンディ・ローパーのレコーディングにも参加するなどセンスあふれるビート感が魅力のギタリスト吉田次郎、名ジャズピアニストであり映画音楽をはじめ著名ミュージシャンの音楽プロデュースも手掛けるクリヤ・マコト。世界を舞台に活動を続けるTHREESOMEのディナーショーがセルリアンタワー 東急ホテルのボールルームで開催されました。

    コロナ禍のもと、テーブルにはアクリル板が設置される中、まずはシェフこだわりのディナーを満喫。京野菜を代表するえびいもと鰯を組み合わせた前菜、クリーミーなコクと魚介のエキスが口中に広がるシチュー、噛みしめると牛フィレ肉の旨味がほとばしるステーキ。クリスマスディナーにふさわしい華やかなコース料理に舌鼓を打ち、杯を重ねた。
  • えびいもと鰯のテリーヌ仕立てのオードブル
  • 牛フィレ肉のステーキ ジャポネ。柔らかくもほどよい弾力の歯ごたえから染み出す肉汁が美味。
  • 「サンタクロースの贈り物」と称されたデザートは、フランボワーズとカシスのムースで彩られたサンタとトナカイをかたどったヘーゼルナッツのアイスがキュート。
  • オープニング「Have Yourself A Merry Little Christmas」をしっとりと歌い、観客は一気にマリーンワールドへと誘われた。
  • ディナー終了後、ショー会場へと移動し、いよいよ幕開け。ギターとピアノの心地よいサウンドが雰囲気を盛り上げる中、後方のドアからマリーンが登場。会場を練り歩きながら、観客ひとりひとりにささやくように、クリスマスソングの名曲を奏で、一体感に包みこむ。
  • 情熱的で力強い歌声を披露する マリーン。
  • ピアニスト クリヤ・マコトによる洗練された音色に耳を澄ます。
  • 小気味好いサウンドを奏でるギタリスト 吉田次郎。
  • 躍動感に満ち溢れたポップス、甘く切ないジャズバラードなど次々と繰り広げられるナンバー。抜群のテクニックとセンスに裏打ちされたギターとピアノの音色に絡み合う、その圧倒的な歌唱力に誰もが聞き惚れていた。そしてなによりも、歌うことがハッピー! そんな想いがダイレクトに伝わってくるイキイキと輝くマリーンの表情が素敵。オーディエンスも幸せを共有し、心からリラックスしている様子が印象深く目に映った。
    スタイリッシュでクリエイティブなエンタテインメントショーは、最高に贅沢なクリスマスの贈り物となった。

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