2026.11.06
GOURMET

神戸 わたしだけの時間を巡る、ひとり旅
森のオムライスから、芋と栗のごほうびまで

ひとり旅のいいところは、時間の使い方を誰にも説明しなくていいことだ。
気になった路地に入ってみても、一軒の店に思ったより長く座っていても、それでいい。国内外から人が集まり、多彩な店が並ぶ神戸・三宮は、そんな歩き方がよく似合う街だと思う。
駅前の森のような店でお昼をとって、そのまま海のほうへ。今日は自分のペースだけを頼りに、この街を歩いてみよう。
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  • Shino Suzuki
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  • Shino Suzuki
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「GREEN HOUSE Wald」で、森のなかのお昼どき

  • 神戸「GREEN HOUSE Wald」
  • この日の出発点は、JR三ノ宮駅から歩いて3分ほどのところにある「GREEN HOUSE Wald(グリーンハウス ヴァルト)」。ビルの1階から4階までを使った、緑にあふれる一軒だ。
  • 神戸「GREEN HOUSE Wald」内観
  • 扉を開けると、天井から壁まで植物が覆っている。駅前のビルの中だということを、しばらく忘れてしまう。
    内装がイメージしているのは、奄美大島の森。森のなかでピクニックをしているような、ゆったりとした時間を過ごしてほしいという思いから生まれた空間だという。
    印象的なのは、緑の多さと同じくらい、色の落ち着きだ。ベースになっているのは黒とボルドー。昼の光が差し込んでも浮つかず、店内はどこか静かで、少し大人びている。
  • 神戸「GREEN HOUSE Wald」内観
  • 店のテーマは「緑・炎・光」。2階の調理場にあるピザ窯で使う薪は、備品としてしまい込まずに、そのままインテリアとして見せている。植物の緑、窯の炎、そして森に差し込む木漏れ日や、夜の森に灯る明かり。森を連想させる要素が、店のあちこちに置かれている。
  • 神戸「GREEN HOUSE Wald」
    自家製ケチャップのオムライス ¥2,000(税込)/ ランチセット+¥600(税込)
  • すすめてもらったのは「自家製ケチャップのオムライス」。ピッツァ窯や生パスタで知られる店だが、ごはんものにも自家製のソースをあわせている。ふわとろ食感のたまごに合わせた、シンプル王道のケチャップライス。濃厚な旨味が口いっぱいに広がる。

    ランチのメイン料理には、スープとサラダのセットをつけられる。1ドリンク付きで600円、ポットサービスのコーヒーか、スタッフセレクトのフレーバーティーを何杯でも楽しめる「ティーフリー」付きなら850円。ひとりで長く座るつもりなら、迷わず後者だろう。
  • 神戸「GREEN HOUSE Wald」
    メープルシフォンケーキ ¥850(税込)
  • 食後にもうひとつ、すすめられたのが「メープルシフォンケーキ」。国産小麦を使ったヴァルトオリジナルのシフォンで、ふわふわの食感が看板だという。ボリューム満点の見た目だが、食べ始めてみると、思いのほか軽やかな食べ心地であっという間になくなってしまった。

    フロアは1階から4階まであり、階ごとに雰囲気が違う。
  • 2階フロア
  • 3階フロア
  • 4階フロア
  • 聞けば、この店がもっとも森らしくなるのは夜なのだという。18時ごろから店内の照明が少しずつ落とされ、時間が経つにつれて、森のなかが暗くなっていくように空間そのものが変わっていく。「ふけゆく夜」と呼ばれるその時間を、いつか見にきたいと思った。
    たっぷりの緑に囲まれて食事をしたからか、店を出たときには、なんだか遠くまで歩けそうな気がしていた。

GREEN HOUSE Wald(グリーンハウス ヴァルト)

  • 住所:兵庫県神戸市中央区加納町4-10-30 神戸大隆ビル1F〜4F
    TEL:078-322-3377
    営業時間:7:00〜23:00(L.O. フード22:00/ドリンク22:30)
     [モーニング]7:00〜10:45 [ランチ]11:00〜15:00 [カフェ]15:00〜18:00 [ディナー]18:00〜23:00
    定休日:無休(年末年始休みあり)

    www.green-house99.com/wald/

小腹がすいたら「芋栗パーラー ブリキトタン」で、芋と栗のごほうび

  • 三宮から西へ。フラワーロードを渡って歩いていくと、やがて石造りの建物が並ぶ旧居留地に入る。背の高いビルのあいだに明治の面影を残した建物が当たり前のように立っていて、歩いているだけで街の時間が何層にも重なって見えてくる。

    時間を決めていないから、気になった路地にも入ってみる。そのまま20分ほど歩くと、南京町のにぎわいが近づいてきた。ここにあるのが「芋栗パーラー ブリキトタン」。名前のとおり、芋と栗だけをモチーフにしたスイーツの店だ。
  • 神戸「芋栗パーラー ブリキトタン」外観
  • 使うのは、なると金時やパンプ金時、シルクスイートといった様々な品種の国産のさつまいもと、柔らかく甘みに優れた和栗。専属のパティシエがひとつひとつレシピを考え、ほとんどのスイーツを店で手づくりしているという。
  • 神戸「芋栗パーラー ブリキトタン」
    焼芋ブリュレ ¥650(税込)
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  • 一番人気は「焼芋ブリュレ」。じっくり焼き上げた焼き芋を半分にカットし、濃厚なカスタードをのせてキャラメリゼした一品だ。

    スプーンを入れると、表面のカラメルがぱりっと割れる。ほろ苦さのあとにやってくるのは、焼き芋そのものの素朴な甘さ。凝った菓子なのに、どこか懐かしい味がする。
  • 神戸「芋栗パーラー ブリキトタン」
    芋ソフトパフェ ¥850(税込)
  •  
  • もうひとつ、目を引くのが「芋ソフトパフェ」。安納芋ソフトクリームに黒ごまがぱらりとかかり、薄くスライスし、パリパリに素揚げした芋チップスが、羽のように3枚立っている。ソフトクリームにつけて食べてもいいし、そのままつまんでもいい。

芋栗パーラー ブリキトタン 神戸本店

  • 住所:兵庫県神戸市中央区栄町通1-3-17
    TEL:078-599-9115
    営業時間:11:00〜18:00
    定休日:なし

    www.instagram.com/burikitotan/

三宮へ戻って、「神戸三宮東急REIホテル」へ

  • 歩いてきた道を、今度は東へ。同じ道でも、行きと帰りでは見えるものが違う。行きは通りすぎた古いビルの窓や、看板の文字の古さに、帰りはなぜか目が留まる。急がなくていい、というだけで、街はこんなにも見え方を変える。
  • 神戸三宮東急REIホテル
  • 三宮に戻るころには、ビルの明かりがひとつずつ灯りはじめていた。今日の終着点は、JR三ノ宮駅東口から徒歩2分の「神戸三宮東急REIホテル」だ。

    駅からまっすぐ、迷うことなくたどり着ける立地は、ひとり旅にとってなによりありがたい。帰る場所が近いというだけで、街の歩き方は自由になる。
  • 神戸三宮東急REIホテル「部屋」
  • 客室は、明るくゆったりとした落ち着いた空間。荷物を置いて、その日に撮った写真を見返す時間まで含めて、ひとり旅の楽しみだ。窓の外を眺めながら、昼に見た森のことを思い出す。今頃あの店の照明は、ゆっくりと落とされているころだろうか。
  • 2026年に開業40周年を迎えたこのホテルが、神戸をひとりで、深く楽しむための拠点として待っている。

神戸三宮東急REIホテル

  • 住所:〒651-0096 兵庫県神戸市中央区雲井通6-1-5
    TEL:078-291-0109
    アクセス:JR「三ノ宮駅」東口から徒歩2分
    神戸市営地下鉄山手線「三宮駅」東出口3からJR「三ノ宮駅」経由で徒歩7分

    www.tokyuhotels.co.jp/kobesannomiya-r/

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    神戸の中心地三宮エリアにあり、JR・私鉄・地下鉄各線の駅からいずれも徒歩2分~5分程度の好立地。館内は「みなとまち神戸」をイメージしたモチーフを配したロビー・フロントと、コンセプトの異なる3タイプの客室フロアをご用意しています。 部屋数 235室、レストラン 1カ所、宴会場 6カ所

    〒651-0096

    兵庫県神戸市中央区雲井通6-1-5

    TEL.078-291-0109

    FAX.078-221-2917