2025.10.01
GOURMET

TOKYU HOTELS × TSUNUKI
まるで、グラスの中の旅。
記憶に残る、 驚きの変化

東急ホテルズと本坊酒造がお届けするジャパニーズウイスキー「スペシャルエディション五島」。2024年の「駒ヶ岳」に続く第二の樽、鹿児島・南さつまのマルス津貫蒸溜所で生まれた「津貫」が、旅先の夜を彩ります。
ホテルのバーカウンターでグラスを傾ければ、この一杯だけが持つ物語が、穏やかに広がっていきます。
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  • Akira Uemura
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  • Jin Akaishi
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62度。希有で強い個性。スモーキーで通好みの一杯

  • 鹿児島・南さつま。薩摩半島南西の緑あふれる山あいに、本坊酒造のマルス津貫蒸溜所はある。
    焼酎造りから百余年、この土地の水と風土を知り尽くした人々が、自然と時と人の力を生かし、ジャパニーズウイスキーに新たな価値を生み出してきた。
    そして昨年の「駒ヶ岳」に続き、ここ津貫で静かに眠っていた樽のなかから、今年2025年、東急ホテルズオリジナル「シングルモルト津貫 スペシャルエディション五島(以下『津貫 五島』)」が生まれた。
    6種の候補のなかから選び抜かれたのは、コニャック樽で7年熟成、ピート50ppm、カスクストレングス62%という力強さを持つ、希有で強い個性の一樽。
    スムーズで幅広い層に支持されているジャパニーズウイスキーだが、「津貫 五島」は煙の芯を抱きつつ、コニャック樽由来の果実の甘みが追いかけてくる、まさに通好みの逸品だ。
  • 鹿児島・南さつまの緑あふれる山あいに立つマルス津貫蒸溜所。蔵多山と長屋山に抱かれた盆地に位置する。昼夜の寒暖差が大きく、蔵多山湧水の柔らかな水に恵まれたこの地は、本坊酒造発祥の地。熟成庫には多彩な樽が静かに眠り、季節の移ろいとともに個性豊かな香りと味を育んでいる。
  • テイスティングメンバーのひとり、THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotelのバーテンダー・小西克也に、楽しみ方を聞いた。

    「『津貫 五島』は、まさにバーで楽しんでいただきたいウイスキーで す。まずはストレートで香りをご堪能いただいた後、58度、55度、53度など、3段階ほどの味わいの変化をお楽しみください。2、3滴の加水でスモークの奥から、柔らかな酸味、熟したラズベリーなどの赤い果実のニュアンスを感じ ていただけると思います。さらに度数を下げれば、バニラやハチミツのような味わいも顔を出します」

    一杯のグラスで、異なる表情が何度も味わえるのが「津貫 五島」の面白さだと小西は言う。

    「食中酒とするなら、凍らせて香りを閉じ込めたハイボールなどもご提案します。驚くほど奥行きのある、なかなか出逢えないジャパニーズウイスキーです。本当は隠しておきたい1本ですね」(小西)

    そう笑う小西がカウンターで待つ京都でも、「津貫 五島」はもちろん味わえる。
  • 選ばれた一樽を前に、バーテンダーやホテルスタッフが真剣な面持ちで香りを確かめる。小西もそのテイスティングメンバーのひとり。樽はシェリー、ミズナラ、ラムなど6 種。「2024年の『駒ヶ岳』から大きく舵を切った選定となりました。決め手となったのは、際立つ個性でした」と振り返る。

「津貫 五島」の提供について

  • 「津貫 五島」は2025年11月1日より全国の東急ホテルズ15店舗のバーで楽しめます。

    >詳しくはコチラ

京フレンチ ナナノイチ

  • フレンチと和が融合するレストラン「ナナノイチ」。その一角にあるバーは、京都の旅に、さらなる味わいを添えてくれる空間。カウンターに立つ小西が勧める「津貫 五島」。「ウイスキーに馴染みのない方にも、ご納得いただける楽しみ方をご提案します」

THE HOTEL HIGASHIYAMA KYOTO TOKYU, A Pan Pacific Hotel
Bartender / Katsuya KONISHI

  • 京フレンチ「ナナノイチ」バーテンダー。京都東急ホテル入社。2022年よりTHE HOTEL HIGASHIYAMA。「第8 回 HBA ジュニアカクテルコンペティション キリンカップ&カクテルフェスティバル 2015」ハードシードル部門優勝ほか、受賞歴多数。2024 年「第1回 東急ホテルズ カクテルコンペティション」グランプリ受賞。

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