• 都会の喧噪（けんそう）を離れて日本の原風景に触れられるサムライ・ルートには、〝ホンモノ〞との出合いを求めて多くの人が足を運ぶ。独自の風土が長い年月をかけて育んだ唯一無二の存在が、圧倒的な力で人々を魅了するのだろう。そんな旅に誘う起点の名古屋で出合えるのは、アートの数々。「古川美術館・分館 爲三郎（ためさぶろう）記念館」は実業家・古川爲三郎氏が収集した美術品を展示する私設美術館。所蔵品は日本画、洋画、陶磁器、工芸品、西洋中世の彩飾写本など2800点に及ぶ。本館から程近い「分館爲三郎記念館」は、国の登録有形文化財で、邸宅として作られた数寄屋建築、茶室や日本庭園を開放し、憩いの場に。細部まで行き渡った意匠の数々に圧倒される。
  
• 一方、「ヤマザキマザック美術館」はフランス美術の300年を一望できる作品が一堂に会す。貴族の邸宅を思わせる展示室でゆったりしたときを過ごせる。ガラス板が取り外された絵画を鑑賞できるのは、「フランス美術の奥深さを伝えたい」という想いから。筆致や色彩など、作者の想いを直に感じてほしい。
  
• そして「gallery N」は日本のコンテンポラリーアートを世界に発信する拠点。気鋭の建築家、谷尻誠氏が設計した建物も注目を集めている。
  
• 心静かにホンモノに触れながら、これから始まる旅への期待が膨らむ。
  

緑に囲まれながら日本建築の精髄に触れる

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• 古川美術館では実業家・古川爲三郎氏が収集した優れた美術品を展示する。年数回の特別展と所蔵品を中心とした企画展の他、美術講演会なども開催。すぐ近くにある分館の爲三郎記念館は邸宅として昭和初期に造られた数寄屋建築「爲春亭（いしゅんてい）」、茶室「知足庵（ちそくあん）」や日本庭園を公開しており、意匠を凝らした室内に目を見張る。展覧会の開催の他、爲三郎の愛した抹茶を楽しめる空間としても利用されている。
  

貴族の邸宅のような雰囲気でフランス美術の300年を一望

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• 日本のモノづくりを牽引したひとり、ヤマザキマザック前会長・山崎照幸氏の収集作品を展示。ロココからエコール・ド・パリまでの絵画や、エミール・ガレに代表されるアール・ヌーヴォーのガラス工芸など、フランス美術の300年を一望できる。5階の絵画展示室は、各作品の持つ雰囲気に合わせた内装素材を選ぶこだわりよう。
  
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• 日本のコンテンポラリーアートを世界に発信するギャラリーとして2008年に設立。ギャラリーをコミュニケーションの場と考え、gallery Nに集うさまざまな人が作品や作家と直接触れ合える場を提供している。作家自身の言葉で作品を紹介し、作家の活動の場を広げることを目指している。
  
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2022年で開業35 周年記念のプランも!

• 名古屋随一の繁華街・栄エリアに構えるホテル。ヨーロピアンテイストの気品漂う空間で上質な寛ぎを満喫できます。エントランスを抜けると目の前には、4階までの吹き抜けが圧巻のアトリウムラウンジ「グリンデルワルド」が。季節のフルーツを使った美しい盛り付けのパフェやアフタヌーンティーセットなどを、開放的な空間でお楽しみください。
  
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