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2022.06.17
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京都美めぐり

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  • Shinobu Nakai
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  • Kunihiro Fukumori
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  • 東山・白川橋から蹴上(けあげ)までのエリアは、粟田口(あわたぐち)という名のかつての街道の要地。東海道山科から入洛する入口のひとつで、鎌倉時代にこの地で刀をつくっていた刀工・粟田口吉光一派から、この地名がついたといわれている。

    東山に7月開業の「THE HOTEL HIGASHIYAMA」では、江戸初期からこの地でつくられた粟田焼の器をはじめ、竹細工、京唐紙の版木など様々な京都の伝統工芸品を館内に展示。併設のクラフトショップでは唐紙、陶器などの工芸品を販売するほか、陶芸、提灯づくりといった体験アクティビティも実施し、京都を訪れる国内外のゲストが京文化を身近に感じ、触れられる機会を提案していく。

    美味処も多く、また、青蓮院門跡や南禅寺などの名刹や美術館などもあって、アカデミックな新旧の京都を体感できる東山エリア。今度の旅は、この地で京都の「美」を愛で、味わいたい。

  • 粟田焼の平皿。開業を記念してつくられたもので、ホテルのロゴが絵付けされている。

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